製品紹介資料2026年6月

AWAI(あわい)

会話から、思考の構造を読み解いて可視化するソフトウェア

AWAI は、AI や人との会話に埋もれた情報を自動で読み解き、意味のつながりから整理して可視化するソフトウェアです。何が話され、どこが要点で、何が置き去りになったのか ―― 流れて消えていく会話を、ひと目で見渡せるかたちにまとめます。情報を並べて見せるホームページのようなツールではなく、入力された会話をその場で読み解いて組み立て直す、いわば一つの「エンジン」。本資料では、その内容・規模・品質、そして簡単には真似できない理由をまとめます。

01AWAI とは何か

AI と1時間じっくり話したあと、自分がその間に何を考えていたかを正確に思い出せる人は、ほとんどいません。途中で出たアイデア、拾った話、流した話、本筋に戻るために無意識に切り捨てた枝 ―― 会話は時間に沿って一本の線で流れていくため、「全体としてどういう話だったのか」という構造は、後から振り返っても見えてきません。

AWAI は、この流れて消えていく内容を、意味のつながりから整理し直します。会話の中の一つひとつの考えを自動で取り出し、近い内容どうしは近くに、遠いものは遠くに ―― 時間の順番ではなく「意味の距離」で並べ直し、それぞれの要点もまとめる。こうして、読み返すだけでは見えなかった会話の全体像が、ひと目で見渡せるようになります。

この全体像は、立体的に見渡せるビューとして表示されます。3D の見た目が目を引きますが、それはあくまで直感的に掴むための「見せ方」 ―― 価値の中心は、会話が意味で整理され、要点までまとまっていることにあります。

とりわけ効くのが、本筋から外れたまま止まっている話を見つけられること。「これ、結局どうなったのか」という、切り捨てたまま忘れていた論点を再発見し、改めて意識的に判断できる ―― ここが AWAI の最も独自な価値です。

025つの機能 ―― 一つの土台と、その応用

AWAI は一つのサービスに見えますが、その中心には土台となるエンジンが一つあり、そこから性格の異なる機能が派生しています。普通は、このうちの一つを作るだけで一つの事業になる範囲です。

思考プロセス分析
AI との会話を貼るだけで、その内容を意味のつながりから整理し、要点まで可視化する中核機能。忘れていた論点が見つかる、すべての応用の原型です。
グループ分析
チームや組織のメンバー全員に同じテーマで AI と話してもらい、全員の意見の分布を1枚に整理してまとめます(詳細は 03)。
AWAI Live
ミーティングをリアルタイムで構造化して「議論の見取り図」にし、言語が違っても母国語のまま議論できる新しいミーティングツール(詳細は 04)。
思考タイプ診断 / 相性診断
AI と数分話すだけで、自分の思考の傾向や、2人の考え方の噛み合いを、キャラクターと軸で表現します。

03グループ分析 ―― 組織の「意見の地図」

実用の柱のひとつで、ビジネスの現場でもっとも分かりやすく価値が出る機能です。位置づけとしては、いわばアンケートの進化版。従来のアンケートが抱える3つの構造的な弱点を、いずれも解消します。

従来のアンケートの弱点AWAI のグループ分析
質問の作り方で、答えが誘導されてしまうAI と自由に会話してもらうため、誘導が起きにくい
自由記述を読んで集計するのが膨大な手間一人ひとりの会話を自動で構造化・分類
集計する人の主観が結果に入り込む機械的にグループ分けするので客観的

単なる集計ツールではありません。「メンバーが何を、どう考えているか」を、誘導なし・集計いらず・主観なしで取り出す装置です。アンケートの数字では見えなかった「意見の分布や重なり」そのものを見せてくれます。

04AWAI Live ―― ミーティングを「見ながら」進める

※ 本機能は現在開発中で、AWAI の次の主力として準備を進めています。

ふつうの記録が話した順に言葉を書き起こすものであるのに対し、AWAI Live は話しているそばから、議論を話題ごとにまとめていきます。

ふつうの会議・議事録AWAI Live
議事録は会議の「後」にできる話しているそばからリアルタイムで組み上がる
「言った言葉」を文字に起こすだけ議論の構造(誰が何にこだわり、論点がどう動いたか)を整理
後で読み返すものミーティング中に、見ながら議論できる

さらに翻訳技術(Gemini Live Translate)と組み合わせると、言語の違う相手と、それぞれが母国語のままシームレスに議論できるようになります。日本語で話す人と英語で話す人が、通訳をはさまず、同じ議論の見取り図を共有しながら話す ―― 言葉の壁を越えて、思考を共有しながら議論する場そのものを作ろうとしています。

05規模 ―― どれだけの中身があるか

AWAI は、おまけや無駄を除いた実質的な実装が約16万行あります。これは、長く使われている本格的なソフトウェアに匹敵する厚みです。それを1人で、約3ヶ月で形にしました。ふつうなら専門のチームが数年がかりで取り組むような規模を、設計と読み解きの精度に集中することで組み上げています。

規模実装 約16万行
開発1人・約3ヶ月
中身土台のエンジン+4機能(実質5つの製品ぶん)
品質第三者(AI)点検で 10段階 8.5
言語日本語・英語にまるごと両対応

この速度は近年の AI 開発支援によって可能になった面もあります。ただし AI が速くするのは「組み立て作業」だけ。AWAI の心臓部 ―― 会話をどう読み解き、意味で整理するかという設計と、実データで磨いた精度 ―― は、時間をかけて積み上げるしかない部分です。

06品質 ―― どれほど丁寧に作られているか

大きいだけで中身がスカスカ、ということもあります。それを確かめるため、AI(Claude)に第三者の視点でコードを点検してもらったところ、10段階で 8.5 という評価でした。技術にくわしくない方向けに、要点を3つだけ。

  • お金の処理が堅牢 ―― 二重請求や取りこぼしが起きないよう細心に作られ、お客様のお金と情報を預けても安心できます。
  • 自動チェックが手厚い ―― 「壊れていないか」を機械が自動で検査する仕組みが、本体とほぼ同じ分量だけ組み込まれています。
  • ごまかしが少ない ―― 「とりあえず動けばいい」という場当たりの対応がごくわずかで、長く育てられる作りです。

見た目(UI)も、ダーク/ライトの両モードに完全対応し、すべての画面で一貫した作りに保たれています。さらに日本語・英語のどちらでも、メニューだけでなく AI が返す分析の中身までまるごと動くため、海外に出すための作り直しが要りません。

07なぜ、簡単には真似できないのか

「会話を表示するアプリ」までなら、真似はできます。しかし AWAI の本当の価値は、見た目ではなく、会話をどれだけ正確に読み解き、意味で整理できるかという精度にあります。

この精度は、実際のデータで何度も試し、少しずつ調整を重ねて作られたものです。そして、この調整の積み重ねだけは、後から時間を圧縮して追いつくことができません。どれだけ優秀なチームが本気で真似ても、出来上がるのは「それらしく動くもの」止まり ―― ここが、軽々しく追いつかれない理由です。

AI 時代に価値が残るのは、誰でも手に入る“外側”ではなく、一人ひとりの“内側=思考”。AWAI は、その内側を見えるかたちにする道具です。

AWAI について

AWAI(あわい)は、株式会社オフィス神谷が開発・運営する、思考プロセスの可視化ソフトウェアです。「あわい」は日本語の「間(あいだ)」の古い読みで、二つのものの間に存在する空間を意味します。思考と思考のあわいに構造を、人と人の思考のあわいに共通理解を見いだす ―― それが、このサービスの名前に込めた願いです。

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